最近コルセットの作り変えの人が来られる事が多くなりました。
大和ブレイスのコルセットを知人に借りてこれと一緒のがほしいと依頼を受ける事がありました。
その方は前回よその業者で作っていて、うちのコルセットと比べて、コルセット自体の重さが違うと言われました。
この方は半分の重さに感じると言われました。実際触らしてもらうとそのコルセットは重いです。
半分は大げさですが、手に持った感じが全然違います。
コルセットが出来上がるととても喜んで頂き、こちらもうれしい気持ちです。
この方は前回コルセットを作る時に、全然説明がなかったと言われました。
さすがに全然というのは大げさだと思うのですが、そのコルセットに納得がいってないのは事実です。
話を聞いていて今まで以上にどのようなデザインや色にするか装着される方と相談しないといけないと感じました。
病院で治療目的で作る場合は、患者さんの思いが反映されない事もあります。
例えば圧迫骨折で固いコルセットにしないといけないのに柔らかい物がほしいなどです。
そのような場合もしっかり説明させて頂き、出来る限り納得できるようにしたいものです。
足のアーチには、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチと3つのアーチがあります。
このうち横アーチがつぶれたものが開張足、内側縦アーチがつぶれたものが偏平足といいます。
この3つのアーチはとても重要です。
人が歩いたり走ったり体重をかける時に沈み込み、かけていない時には戻ります。
クッションの役目をしているのです。
偏平足などアーチが低い人が疲れやすいというのはそのような理由があります。
では逆に高ければいいのか?
アーチが高すぎると凹足といって、これもまたトラブルの原因になります。
通常よりも少ない面積で体重を支えるので、踵や足の指の付根あたりに負担がかかり、
痛みを発症する方がいます。
うちで足の痛みでインソールを作られる方で凹足の方は結構な割合でいます。
足の型を取ると一目瞭然、通常より1.5倍の高さの土踏まずの方もいます。
そのような方はアーチをしっかり支えて制作しますと、痛みもなくなり、快適に過ごして頂けます。
足が痛い、他の方より疲れやすいと思われる方は、病院で見てもらってはどうでしょう
立ち仕事で足が疲れると言われていた方が、足に合わせてインソールを作ると
疲れが少なくなったと喜んで頂けます。
先日半年前に足底装具と靴を作ってもらったのですが、足の痛みが取れないと病院に来られた方がいました。
靴と足の状態を見せてもらうと、足にはむくみがあり、開張足もありました。
靴を見てみると、幅の極端に広い靴にインソールを入れて履いておられました。
話を聞くと、その靴自体も装具屋さんが用意してくれて、あなたは幅が広くてむくんでいるからと、
そのサイズになったそうです。
しかしせっかくインソールを作ったのにその靴に合わせると、靴がゆるすぎて効果があまり出てないようです。
さらに歩く時に靴がかぽかぽして歩きにくい、脱げないように歩こうとして、変な歩き方になり、
別の場所に痛みが出てくるという悪循環でした。
装具というのは保険が効くので後からお金が返って来る制度があるのですが、
一回作ると耐用年数が来るまで保険で装具が作れません。
そこで本人さんと相談した結果自費でもいいから足に合ったのを作ってほしいと言う事になりました。
出来上がった物を履いてもらうととても喜んで頂き、靴でここまで違うのかと驚いておられました。
このように足に合った靴とインソールの組み合わせで足の痛みが楽になられる方がいらっしゃるので、
足が痛い、膝が痛い等病院で相談してみてください。