腰椎分離症はスポーツを本格的にしている十代前半の子に運動時の腰痛という形で出てきます。
運動時は痛いけど普段はなんともないという子もいます。
腰椎分離症の原因
腰椎の後ろ側は椎弓といってリング状の形をしています。
そのリングの後ろ側は細く弱いため強い伸展、屈曲(背中をそらしたり、ジャンプして着地等)の動作で過度の力がかかります。
そのような力が繰り返しかかると腰椎が分離(骨折)します。
多くは第5腰椎に発生します。
治療
分離症発症直後であれば保存的療法で癒合を期待できます。
原因となったスポーツを休止させてコルセットを厳格に装着させます。
市販の腰が痛い人用では強度等が足りないので専用のコルセットが必要となります。
少なくとも半年間程度はスポーツを休止することが望ましいので
学校のクラブ活動やスポーツクラブに入って本格的に選手を目指している子には精神的なストレスや落胆に陥りやすいので、周りの方が温かく上手に対応する事が大事です。
成人の場合には保存療法では分離部は癒合しません。
しかし腰痛が絶対出るというわけではありません。
腰痛が出て仕事やスポーツに支障が出る場合はコルセットをつけ無理のないようにすることも大事です。
大和ブレイスでは腰椎分離症用のコルセットも製作しております。